イタリアで西野朗監督に脚光「ブラジルを泣かせた奇跡の男」「サムライを過小評価するな」

ポーランドに0−1で敗れながらも、フェアプレーポイントでセネガルを上回り2位での決勝トーナメント進出を決めた日本の西野朗監督について、イタリアのサッカー情報サイト『イル・ポスティーチポ』は28日、「奇跡の男」として紹介している。

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日本は28日、ロシア・ワールドカップのグループH第3節でポーランドに0−1で敗れた。しかしセネガル対コロンビアが0−1でコロンビアの勝利に終わったために、日本はフェアプレーポイントでセネガルを上回り2位での決勝トーナメント進出を決めた。西野ジャパンの快進撃について、「ニシノ、奇跡の男…偶然にもブラジルさえも泣かせた監督だ」との見出しで特集が組まれている。

記事では、西野監督がW杯直前に初めて日本代表監督に就任したことを紹介。短期間で、W杯16強に導いたことについて、「就任から1カ月そこらで決勝Tに進出。やや苦戦し、フェアプレーポイントの助けもあったが、日本の指揮官アキラ・ニシノの履歴書は決して悪いものではない」と評価した。

マキャヴェリズムで消極的プレーに理解

ポーランド戦終盤の消極的なパス回しについて、「2失点目を恐れ、あと15分を残し、事実上、プレーをやめた」と綴る中、イタリアの思想家ニッコロ・マキャヴェッリの格言を引用。「サムライにとって格好は良くないが、“目的は手段を正当化する”ならば、ナガトモ(長友佑都)と仲間たちがセネガル対コロンビア戦の知らせにより注意を払ったことも理解できる」と、指揮官の判断に一定の理解を示している。

■奇跡慣れしたニシノ

続いて「幸運にもニシノは奇跡慣れしている」と綴り、西野監督が過去にも奇跡に恵まれていることを紹介。「彼はキャリアにおいて伝説的な勝利を挙げたことがある」、「ニッポンの監督の奇跡は、本当のところ、これが初めてではない。セレソンロナウド、リヴァウド、ロベルト・カルロスらに聞けば分かる」などと述べ、1996年アトランタオリンピックのグループリーグ初戦において、ブラジルに1-0で勝利した“マイアミの奇跡”に言及した。

ポーランド戦においても、「警告数のおかげだが、本当に奇跡を起こした。ベルギーも思い知らされただろう。サムライを過小評価してはならない」と述べ、決勝トーナメント1回戦で対戦するベルギーに警鐘を鳴らしている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180629-00000007-goal-socc