日本の決勝T1回戦の相手に?イングランドとベルギー、首位通過はどっちだ

首位通過をかけた大一番だ。

ロシア・ワールドカップは28日にグループG最終節が行われ、イングランドとベルギーが対戦する。ともに決勝トーナメント進出を決めているため、首位での通過をかけた一戦となる。

これまで国際大会で何度も期待を裏切ってきたイングランドだが、今大会の戦いぶりは称賛に値するだろう。初戦は苦しんだ末の勝利だったが、第2戦ではゴールラッシュ。初出場のパナマ相手に6−1の大勝を見せた。出し過ぎ感はあったが、チームとして準備してきたセットプレーから何度もゴールが生まれたことは好材料だ。首位攻防戦でも、イングランドのセットプレーには注目だ。

対するベルギーは、豪華攻撃陣がしっかりと結果を残して2連勝を収めてきた。2試合で8ゴールは、イングランド、ロシアと並び今大会最多の数字である。

しかし、FWロメル・ルカクのコンディションに不安が残る。チーム最多得点の4ゴールを挙げる25歳だが、足首の問題で練習を欠席しておりイングランド戦での欠場の可能性も伝えられている。それでもベンチにはミシー・バチュアイやトルガン・アザールなどが控えており豪華な攻撃陣であることは変わらないが、前線で体を張って起点を作れるルカクの負傷は痛手だろう。前節チュニジア戦で2失点を喫した守備陣は安定しているとはいい難いため、ルカクが欠場することになれば、その影響が心配される。

このグループの突破チームは、グループH突破チームと決勝トーナメント1回戦で激突する。グループG首位攻防戦は、グループHで首位の日本と対戦する相手を決めることになるかもしれない一戦だ。

52年ぶり制覇をねらうイングランドと、初優勝を目指すベルギー。首位通過で弾みをつけるのはどちらになるだろうか。

以下、この試合に関する『OPTA』データを紹介する。

■両者のW杯での対戦は、今回が3度目。これまでの2戦は、イングランドの1勝1分となっている。

■両者の過去21度の対戦で、イングランドは1敗しかしていない(15勝5分)。直近11試合は負け知らずだ(7勝4分)。

ロメウルカクは、ロベルト・マルティネス監督のもとで20試合に出場し23ゴール。今大会は、4本のシュートで4得点を挙げている。

■ハリー・ケインは、ここまで2試合で5ゴールを挙げている。W杯グループリーグで5ゴール以上を挙げたのは、1994年大会のオレグ・サレンコのみ(1994年大会)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180628-00000024-goal-socc